転機 turning point 2004 7 21
人生には、転機というものがあります。
私の場合、最初の転機は、中学2年生の時でした。
小学校時代から剣道をやっていましたので、
中学校の部活動も、剣道を選びました。
最初は、どんどん上達していき、毎日が楽しかったのです。
放課後に練習し、夜の練習にも参加しました。
なぜ、夜の練習があるかというと、
中学生同士で練習していても、上達しないのです。
夜の練習ならば、社会人も参加していますので、
社会人と練習することにより、上達が早くなるのです。
しかし、中学2年生の時に、挫折を経験しました。
中学から剣道を始めた人が、私よりも、上達してしまったのです。
小学校時代から剣道をやっていた私は、非常に悔しかったのです。
そこで、焦って、練習をしましたが、
相手は、とうてい追いつけないレベルまで、上達してしまいました。
その時、あきらめの気持ちが生まれました。
この分野で、いくら頑張っても、道は開けないと自覚したのです。
もうこれからは、勉強の分野で頑張ろうと思ったのです。
それが、中学3年生の時でした。
剣術は上達しませんでしたが、
剣道で身につけた集中力が、勉強に役立ちました。
開かない扉は、いくら、たたいても開かないのです。
その扉は、才能がないと開かないのです。
しかし、別の扉が用意されているのです。
人生には、必ず、転機というものがあります。
その時、開かない扉に、いつまでも執着してはいけないのです。
大学時代の友人は、司法試験を、何度、受験しても、合格しませんでした。
大学では、毎年、多数の司法試験合格者を出しており、彼は優秀な学生だったのです。
しかし、なぜか、彼は、何度やっても、合格しませんでした。
その後、彼は、別の道を選んで、その分野で成功したと聞きました。
誰にでも挫折はあります。
しかし、挫折は転機であり、チャンスでもあるのです。